2014年4月19日土曜日

予定利率が低い今、貯蓄性のある保険に入る意味はない

昨日今日の新聞にでておりましたが、生命保険会社が増配傾向と言うことです。

生命保険各社の財務状況が改善し、契約者に利益を還元する動きが出てきた。2014年3月期決算では、日本生命保険が将来の安定配当のため500億円規模の積立枠を新たに設けるほか、住友生命保険も18日、個人保険の契約者への増配を検討すると表明した。   住友生命の佐藤義雄会長(生命保険協会長)は18日の生保協の記者会見で「増配を視野に検討する」と述べた。ほかにも明治安田生命保険が団体年金や個人保険でも増配する方向だ。

まあ、最近の生命保険は無配当型がおおいので、こんな風になってもあまり関係ないというようなケースも多いようです。

直近の生命保険の予定利率(契約者に約束する利回り)がこんなに低いのは運用環境もさることながら、過去の逆ザヤ問題(保険会社の収益を支払いが上回る)があります。

バブル期などに高い利回りの予定利率を約束したものだから、その保険の利払いに苦しみ、新規の保険契約の利回りを抑えて、逆ザヤに対応しているわけです。

直近の運用環境の好転によって逆ザヤも解消されつつあると言われています。長期の貯蓄性の保険(養老保険学資保険など)に加入しようと考えている方は、利率が低い現在はまだ待ちの姿勢でもよいように思いますよ。

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